「富裕層」とは
最近、ブランド品の取扱いをされるお客様や、教育関連のお客様などから“生活にゆとりのある世帯”、いわゆる「富裕層」にアプローチしたいとご相談を受けることが多くなってきました。
ちなみに、「富裕層」とはどのような方々を指すのかご存知でしょうか?実は、明確に定義付けされている訳では無さそうです。ただ、目安としましては保有資産額が“1億円以上5億円未満の世帯”を「富裕層」とすることが多いようです。この層は、日本では約125万世帯もいらっしゃるようです。また、保有資産額が5億円以上なら「超富裕層」、5,000万円以上1億円未満なら「準富裕層」、3,000万円以上5,000万円未満の方々を「アッパーマス層」、と言うようです。準富裕層は約350万世帯、アッパーマス層は約700万世帯いらっしゃるようです。
今までのアプローチ
以前より当研究所では、国勢調査などのオープンデータを利用し、例えば“年収が平均より高いエリアをピックアップ”し、そのエリアに新聞折込チラシやポスティングなどの配布を実施する手法で主にアプローチしてきました。商品やサービスによっては、この方法でも問題はないのですが、これはあくまで“平均より高いエリア”が対象となりますので、富裕層のみを狙って情報を届ける事は出来ません。
数年以上前は富裕層の方々にピンポイントでアプローチをするのは難しかったのですが、この数年で準富裕層、アッパーマス層も含めて、ピンポイントでアプローチできる媒体が次々と出て来ました。ここではその代表的な媒体をいくつか紹介させて頂きます。
・アプローチ媒体①フリーペーパー
首都圏と大阪、名古屋、福岡で展開されている某フリーペーパーでは、独自に作成された“準富裕層&アッパーマス層の住所リスト”を元に送付されております。エリアにより月刊、隔月、季刊と発行頻度やタイミングは異なりますが、記事内容は資産運用、セカンドライフ、高級オーダースーツの特集などのターゲットに合わせた内容になっており、紙質もかなり良いものを使っております。広告の種類では、不動産や外国旅行などが多く掲載されており、本紙広告枠への掲載はもちろん、チラシを同封することも可能です。
・アプローチ媒体②DM
先に挙げたフリーペーパーを発行している同社のサービスのひとつです。先ほどのフリーペーパー送付(大阪、名古屋、福岡)に加え、他県でも展開。全国の富裕層に向けてA4サイズのハガキや封筒でDMを送付することが可能です。また、マンション居住者、マンション複数所有者、経営者、開業医などのセグメントも可能です。ちなみに同社独自の調査結果では、閲覧率は約80%と“非常に高い”とのことです。
・アプローチ媒体③開業医ポスティング
先例とは違う、某フリーペーパー会社のサービスです。通常のフリーペーパーの送付先リストから、開業医の世帯のみに、DMではなく“ポスティング”を実施するサービスです。このサービスは大阪と兵庫県の一部で実施可能です。
・アプローチ媒体④タワーマンションDM
先例とは違う、某フリーペーパー会社のサービスです。通常のフリーペーパーの送付先リストから、開業医の世帯のみに、DMではなく“ポスティング”を実施するサービスです。このサービスは大阪と兵庫県の一部で実施可能です。
・アプローチ媒体⑤高級マンションサイネージ
こちらは紙メディアではないのですが、首都圏の大規模・高級マンションに設置されたサイネージ及びチラシラックにて、約400棟(合計約8万世帯(20万人))へリーチできる広告配信メディアです。
ポスティングを禁止しているマンションにもチラシラックが設置されており、チラシやカタログ、サンプル等の設置が可能です。広告配信後には効果測定を行っており、チラシのピックアップ率が計測できる「頒布率調査」やマンションサイネージ経由の申込件数が計測できる「住所の突合調査」、ブランドリフト効果を計測できる「オンラインアンケート調査」を無償で実施しています。また、エリアや居住者属性等を絞った配信も行っています。食品デリバリーや塾などのB to C はもちろんですが、経営層に向けた B to B の告知にも利用されています。
【参考】マンションサイネージHP:https://focuschannel.com/
おすすめ業態
このように全国レベルから一部のエリア、マンション単位で「富裕層」だけに告知する手段が増えてきました。旅行、不動産、スポーツジム、ゴルフ、ブランド品、教育、食品デリバリー関連の出稿が多いようです。
CPR(1件あたり到達コスト)をなるべく低くして展開させる場合には「①フリーペーパー」の紙面広告枠を活用、フレキシブルなタイミングでアプローチするのなら「②DM」、大阪・兵庫で開業医をターゲットにするのなら「③開業医ポスティング」、首都圏、大阪で小ロット利用するのなら「④タワーマンションDM」、既存の動画やCMを2次利用してブランディングを行うなら「⑤高級マンションサイネージ」など、目的やターゲットに応じて多様な使い分けが可能です。
例に挙げさせて頂いたメディアは、当研究所には実績が多数ありますので、ご興味頂けた方は是非CONTACTよりご相談ください。